女性起業家支援の新しいカタチを求めて
女性の起業家が増えたらいいな~。
法人化する前から、そんな風に思ってました。
なぜか?
それは、まだまだ経済界は男性経営者が多いから。
女性が増えたら、何か変わるんじゃないか?
実験魂に火が付いたわけです。
そうして、「女性起業家支援」のお仕事をさせていただくようになりました。
でも!現実、「支援」なんてなくても、一人で起業していく人は、どんどん起業されますし!
じゃ、なぜ、支援が必要なのか?と。。。
葛藤が芽生えました。
私にとっては「壁」でした。
それは、せっかく経験やスキル、想いがあっても…
「自分で自分の価値を下げるような言動」をする人が多いのか?
ということでした。
そこで、一冊の本を手に取りました。
それが、下記です。
※女性(あなた)の知らない7つのルール―男たちのビジネス社会で賢く生きる法(Amazonへ)
「女性はどうして、あえて自分の価値を下げるようなことをするんだろう?」と4年ぐらい前に質問した時に、女性に教えていただいた本です。
「女性の多くは、ビジネス界のルールを知らないからだよ」
と。
要は、「自分が自分の価値を下げるような言動をしていることに気づいていない」ということだったのです!
その本を読んでみると、納得したと同時に、ひとつのアイデアが生まれ、一つ自己理解が進みました。
女性の特性を「強味」にするお手伝いができないか!
というのも、女性の特性として起業を目指すときに下記の特性がマイナス要素だと感じていたのです。
- ・論理的思考や長期的な計画が苦手
- ・感情的になりやすい
- ・争い事を避ける
- ・保守的思考が強い
でも、女性には女性の特性がある!
その女性の特性である、下記のようなことを「強味」にできるようなお手伝いができれば!と気づきました。
そして、策を練り始めています。
強みとしては下記等…
- ・慎重である
- ・堅実に、着実に進めることができる
- ・一度に多数のタスクがこなせる
- ・気配り、配慮ができる
こう見てみると、、、正直、女性の強みに記載してあることは、私自身に欠けているところばかり(汗
だから、今まで思いつかなかったんだ!と。
目から鱗です。
ということで!
技術や経験のある女性たちに、女性が苦手とする論理的思考方法や、長期計画や資金計画の立て方等と共に、上の本にあるような男性社会でのルール的なことを伝えたら!
女性の強みが発揮された、新しい経営スタイルの企業がどんどん生まれてくるのかもしれない!と。
「働き方改革」が叫ばれる中、新しい経営スタイルが求めらています。
私自身も模索している途中でもあります。
本を読み始めて、自己理解ができたと書きましたが、それが下記。
私が一般的な女性の考え方と違う理由の一つでしょうか。
本の冒頭にあった一節をご紹介。
女の子は母親の真似をすることで大人の女性へと成長する。しかし、男のこの場合、母親の真似をしていては大人の男性には成長できない。大人の男性になるには、「お母さん」のおうにならないように木をつける必要がある。男の子は、女性的要素から自分を区別することで自我を発達させるのである。
(第Ⅰ部・ビジネスというゲームの始まり 第1章・・・こうして「男性」はできあがる)
全員がこういう自我の形成過程をたどるとは思えないが、私はそこでハッとしました。
「一度も母親の真似をしようと思ったことがない…。かといって、父親のようにとも思わなかった。」
なるほど、だからかと。
また、下記の1節もあります。
女性精神分析学者のカレン・ホーニーは、男女の違いを「~であること(受動的)」と「~をすること(能動的)」として説明し、女性の自我は人によってつくられるものであり、男性の自我は獲得するものだとも言っている。
と、いうと、男女の間に明らかに違いがあるように感じます、しかし、これは女性活躍が進むにつれ「個人差」というものになっていくような気がします。
要は・・・
自分は「どうありたいか?」
だと思う今日この頃です。
自我は、獲得するものでもなく、生まれながらにして持ってきたもの。
それを、いつ自分が気づくか?(受け入れるか?)だと。
二人の子どもを見ていても、そう思います。
日々、いろんな出来事が起こり、「気づけ~」「気づけ~」って言ってくれてるような。
私自身は「諦める」という表現をします。
「自分を諦める」
「理想の自分」にはなれないけれど、「本物の自分」にはなりたいと。