母親が子供に”仕事”を語るということ
三重県男女共同参画審議会委員のお仕事をさせていただいて思うコトがある。
母親が子供に対して「仕事観」を語ることってあるのだろうか?と。
我が家は自営(左官業)だったこともあり、仕事がとても身近にあった。
自宅に倉庫があり、 職人さん達が出入りし、事務所があり、業者さんたちが出入りしていた。
父親は職人だが、見ていると”商売人”だと感じた。
経理をしていた母は、もちろん仕事に関わっている。
仕事自体の手伝いはしていなかったが、母が電話に出ると、
それが仕事の電話だと分かるし、父と仕事の話をすると、2人の仕事に対する価値観も見えてきた。
そう、母も職人の娘。
ある意味、父は脱サラだったので、母が切り盛りしていたのかもしれない。
父の財布にはいつもお金がたくさん入っていた。
どこでも、いつでも、大盤振る舞いの父。
もちろん、子供ながらも、それは母が入れていることは知っていた(笑)。
さて、話を戻す。
審議会委員のお仕事をさせていただく中で、日本の女性は他国に比べて高学歴なのに
仕事を継続する比率が極端に少ないコトを知る。
そう、結婚して、辞める。出産して辞めるのだそうだ。
確かに、専業主婦の家庭が多い。
専業主婦の家庭で育った娘さんが、全て専業主婦になるとは限らない。
そして、専業主婦の人は全て、仕事に対して想いを持っていないというわけでもない。
それは、愛マムズIT倶楽部を通して多くの女性に出会い、そう思えた。
今、正社員として働いていない。
自分で事業をしているわけでもない。
そんな女性、母であっても、仕事に対する思いはある!
だとしたら、それを子供たちに話してみてはどうだろう?
娘に限らず、息子にも!
我が家の場合、仕事で失敗しても話す。
先日も「会長に怒られてから帰ります」とLINEで送る。
家に着いたのは12時前。
なのに、2人ともが起きている。
※いつもは寝ているのにね。
仕事がいっぱいいっぱいな時は、
「ごめんね、今、めっちゃ忙しいから余裕が無い。この仕事終わったら、話を聞くで!」
と伝える。
赤くなった眼をして、「今日、失敗した・・・」と話す。
そんな繰り返しの日々を送っています。
今、仕事に就いていなくても。
思いがあるとしたら、是非、話してみてはどうでしょう?
仕事って楽しいよって(●^o^●)。でも、厳しいよって。
ここだけの話ね。
仕事と家事と、育児?遊び・・・違いが分からないのよね~(笑)。
全て必要じゃんね。
バランスを取る必要も無く、というか、バランスなんて取れないし!
必死で毎日過ごすだけしかできないし、そんな中で、どれも 大切な時間だよね~。
って、また脱線しましたが・・・。
母親が仕事観について子供に話をすることで、子供が働くようになった時に、
いろいろ母に話せる環境を築けるんじゃないかな~って思っています♪