センター試験を終えた娘と大量の雪だるまたち
大学受験、高校生にとっては一大事です。
センター試験に挑んだ娘、予想以上にできなかったようで、生まれて初めて落ち込んでいます。
センター2日目、記録的な豪雪。
四日市でも田舎の方である我が家の近くはまるで雪国。
当日、帰ってきたときは「全くできなかった・・・」と娘。まだ、明るい。
そして、大雪の中、湯の山線が一部不通となる中、学校へ向かう。
終わったあと、「一人カラオケにいく〜」とLINEがきたと思ったら、早く帰ってきた。
「一人カラオケやめて、雪遊びすることにして帰ってきたー」と、帰ってきて、部活の格好に着替えて、外に出て行きました。
ちょっとの時間で戻ってくるかと思ったら、全く家に入ってこない。
途中、玄関から覗くと、大きな体で、雪遊び中(笑)
いつもよりもおとなしい。
黙々と作業する感じ。
なんだか、落ち込んでいるんだろうなー。
無心になりたいんだろうなーと。
日が暮れて暗くなってきたな〜、まだやってるのかな・・と窓から覗くと、
「ちょっと見てー」と呼ぶので外に出ると!
「目や口までは無理やったー」と。
その日は、まだ明るかった。
「センターの試験の点数でいけるところがあるか、探してみる」
その翌日。
帰るなり、かなり暗い。
「行けるところがない・・・」
「もっと、取れると思っていた」「だって、上がってきてたもん」
結局。
我が家での選択肢は3つ
・大学進学を諦めるか?
・自宅で浪人するか?
・はたまた、なんらかの形で海外へ出て行くか?
「先生はきっと、行ける私立へ行けというと思う。けど、行きたくない。
あれほど高い授業料を払ってまでは・・・」
親のお財布を心配してくれているのか?
娘にとって初めての「失敗」
『だから、言ったでしょ?
高校入試とはわけが違う。ラストスパートだけでは無理だって
実質勉強したの、2、3ヶ月でしょ?
みんなは1年生からしてるのよ。
海外に行きたいなら、英語を必死でしないといけない。
浪人して、来年再チャレンジするにしても必死で勉強しないといけない。
今のあなたの成績で受かる私立に行くのが一番楽な道。
さー、どうする?』
きっとね、すごく後悔したはずです。
いい経験ですね。
でもね、彼女のすごいところは「自分で決める」ことができること。
先生に何を言われようと、私が何を言おうと、自分で決める。
小学校を卒業し、先輩からもチームメンバーからも誘われ続け、私もせっかくだから続けたら?と言い続けたし、周りのみんなも誰もがバスケを続けると思っていたところ、最終「バスケはやらない」と自分で決めた。
そのときの驚きは大きかった。
また、高校入試も「とうてい無理」だと誰もが思っていた高校を受けると言い出した。
あの「決断力」ってなんだろうね〜。
落ち込んでいたのは、昨日1日。
彼女のもう一つのすごさは、気分の切り替えがかなり意図的にできること。
今日は普通通りに戻っています。
「そうだ!どうせ受からないんだったら、行きたいところにある学校の受験に言って、旅行してきたらー?」
という私に、「うん、それもありやな(笑)」
金曜日には先生との面談があるそう。
「先生に、浪人するって言ったら?」
「あのな、浪人っていうのは、かしこい子が一生懸命やったけど落ちて、チャレンジするってかんじでしょ?私みたいな、勉強もしてなかった奴がするってないのー」
高校生の彼女にとっては、センター試験で失敗したことは、とても大きなことのように思っているだろうけど、人生長くなると、そんなことは全然大きなことではなくて、大事なのは「自分で決めてきた」と言えることだと思っています。
さーて、彼女はどんな選択をするのでしょう?
彼女の選択は予想できないので、とても楽しみです。