保育園の存在価値をまざまざと見せつけられた日
子どもにとって大切な「たからもの」。
それは、太陽と土と水と仲間と、
そして子どもを見守る大人。
大人にだって大切な「たからもの」がある。
子育てを共感し、手をつなぎあえる大人の仲間。
ひよこ保育園には、それがある。
たくさんの人がここで出会い、手を結び、
さまざまな活動を繰り広げてくれた。
だから、今のひよこ保育園がある。
過去から現在、未来まで、
子どもと親と職員のふれあいが、
緑多い園舎が、地域の理解が、
どれもかけがえのない「たからもの」である。
人と人の出会いはきっと。一人ひとりの
人間を豊かにしてくれる。
ひよこ保育園で出会った人たちみんなが、
人と関わることが好きになって、
たくさんの人と出会い、
その人らしく心に豊かな「たからもの」を
抱いて育っていってほしい。
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上は、子どもたちがお世話になった保育園の玄関に飾ってある言葉。
日曜日は、この保育園に人生をかけてこられた園長先生の卒園?を祝う会(慰労会)だった。
歴史は古く、私が生まれた年に「四日市乳児保育所をつくる会」が発足し、様々な苦労を経て
平成元年、やっと認可がおりたという。
その園長先生の定年の労をねぎらうために、集まったOBの数400名以上。
当日、園長先生は「予定を開けておいて」と言われただけで、
赤いドレスは、、、もしかして、還暦ってことかな?(笑)
「もう、本当に・・・。全くのサプライズだったの。
いきなり連れてこられ、こんなのを着せられ、着たかったドレスだけど、ね〜〜
なんか、東京の娘の家族も来てるし〜
電話では、忙しいから4月になったら・・とか言ってたのに・・・
こんなにたくさんの人に来てもらって、、、」
と園長先生。
子どもたちがお世話になって最初の年、
初めての発表会で先生たちの出し物で「本気のやまんば」になって登場した姿に度肝を抜いた私(笑)。
こんな大人がいるんだ〜って(笑)。
もちろん、子どもたちも、親も大爆笑〜!
この日も、在園児の子達は園長先生の周りを離れません。
写真には写っていませんが、ステージの周りには小さい子がいっぱい(笑)。
その子達と目を合わせて笑う園長先生。
子どもたちは、本当に良く知っています。
この日、残念ながら息子は行けなかったおですが、行った娘や息子の友達たちにとっても、園長先生の偉大さが伝わったかな〜って、思うと、こんな場を開いてくださった企画メンバーの方々に感謝です。
私自身、離婚して、子ども二人を保育園に預けることになり、正直、焦りました。
なぜか?というと、その時住んでいた地区の保育園にあまりいい印象がなかったから。
そんな時、近くのママが「私が連れて行っている遊ぼう会の保育園、とってもいいよ!」と教えてくれました。
そこで、早速、遊ぼう会に参加!
一目惚れです。
2歳ぐらいの子が、私の目の前でおもらしをしました。だだ漏れです。水たまり状態です(笑)。
※園では布オムツです。
そしたら、、、一緒にいた子2名が、急いで部屋に走り、その子のロッカーからタオルを持ってきました。
そして、素手で拭き始めたのです。
おしっこを!
こんな環境で育てば、人をいじめるなんて発想も抱かないだろう!って。
※この後、毎日大量の洗濯が待っていることを知ったのですが・・・(汗)。
それそ見て、「ここしかない!」って。
で、次に問題が・・・。
保育園というのは、市の管轄です。
私の頃でも、空きが少なく、入園希望の書類に第3希望までを書かないといけませんでした。
でも、どうしても、そこにしか行かせたくなくて、市役所の人を困らせながらも・・・
第一希望しか書かず、書類を提出(汗)。
結果、二人とも入園できたのです。
で、二人ともが心身ともに成長させていただき卒園・・・という頃。
私と同時期にも何人か断られていた事実をしり、園長先生に聞きました。
「なぜ、うちは、二人とも一緒に入れてもらえたんですか?」って。
「離婚して、二人を別々の保育園に預けるのは大変だと思ったから」って。
もう、涙が溢れそうでした。
保育園は幼稚園とはちょっと違います。
きっと、子どもだけではなく、女性の人生にも深く関わっているんだと思います。
そして、この日、園長先生の紹介動画の中で、
学生時代から女性が働く事に興味を持っていたため、ひよこ保育園の立ち上げにのめり込んでいった・・・。
というニュアンスの言葉が耳に入ったんです。
そこで、閃きました!
あ!園長先生に取材に行こう!って!!!
園長先生の事がもっと知りたいって!
息子の同級生の女の子が、保育士になるために、今年、ひよこ保育園に実習に行く予定だと聞きました。
なんか、とっても嬉しいな〜!♪