ものづくり会社の「資源」からのヒント〜藤総さんの至高急須〜 | Chica's BLOG〜感性こそブランド

ものづくり会社の「資源」からのヒント〜藤総さんの至高急須〜

5月 20 2017, 0 Comments

今日はメイド・イン・三重プロジェクトの第4回イブニングトークでした!

『革新 〜萬古焼きと日本茶の素敵な関係〜 』藤総製陶所4代目 藤井 健司さん

藤総製作所様オフィシャルサイト>>

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地場産業の「萬古焼」の問屋さん、第4代目だそうです。
今日のお話では、驚くことがたくさんありました。

「私の代になるまで急須は作っていなかった」

「100年前は、火鉢や仏壇の観音開きの扉のお守りに使う陶器を作っていた」

「お茶にはまって、毎月、美味しいお茶が飲みたくて表参道の教室に1年間通っても急須を作ろうなんて思ったことがなかった」

東京でお勤めだった時、海外赴任の話が出た。

それを受けてしまうと、10年は帰って来られない。

そこで、地元に戻って陶器屋を継ぐことに決めた。

ただ、その頃は「ものづくり」というものをわかっていなかった。

毎年、毎年、発注を受けたものを作り、発送していただけ…。

その後、リーマンショックの1年後には売り上げが1/3になった。

しかし、社内は「機能不全」に陥っていたと。

何を作っていいのか?考えることもできなかった。

と。そんな時・・・

初めて自分でお茶を入れてみたら、美味くないんですよ。

「わかった、藤井家のお茶っ葉が安いんだ」と、高いお茶っ葉を買ってみたけれど不味い。

「悔しくて、嫁には聞けなかったんです。で、その時に一冊の本にであったんですよ」

と。

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「そこからです。ただ、美味しいお茶が飲みたくて、その本の先生の表参道の教室に毎月通いました。」と。

「その先生が、コースが終わった時に言ったんです。”藤井さん、陶器を作っているのなら、急須を作ってみてはいかがですか?”と。不思議なぐらい、そんな考えはなかったんですよ(笑)」

本当に不思議です(笑)。

だってね、万古焼きの急須は日本でも有名です。近くにはたくさんの方が作られていたはず。

ま、それは置いておいて・・

書きたいことはたくさんあるのですが、試行錯誤して作られたのが「至高急須」だそうです。

みていただくとわかるように、とても変わった形です。

小さい穴が100個以上(実際は108つ)開いています。

「5000円?これは売れないよ!」と言われました。

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「自分でも売れるとは思っていなかったけれど、表参道ヒルズで2日間で30万円も売れたんです。

私だけじゃなく、他の人も”急須が売れるんですね”と、驚いてましたよー」

そんなお話をしてくださいました。

そんな中で、私がハッとした言葉があります。

藤井さんが何気なく言われた言葉

「うちの資源はこの穴を開ける技術なんですよ。この穴、手作業で一つ一つ開けるんです」

上の言葉を聞いて思いました。

あ!うちの会社の「商品」は「人」だと思っていたけれど、商品ではなく「資源」だ!と。

そして、「人」という大きなものではなく、メンバーそれぞれの中にある「資源」を具体化するのが私の役目だと!

「ただね、この資源をどう活かすか?が大切なんです。

この技術だけでは、どうもならない…。」

この言葉も重いです。

そうして、その穴を開ける技術を使って作ったもう一つの商品「ひとしずく」。

これ、実は子どもさんにも気軽にお茶を飲んでもらおう!」と作ったんですが…。

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実際は、大人の女性たちに大人気になったそうです。

驚きですね。

そしてね、これでお酒を飲む人が出てきた…。

そこで、またこの先に話は展開します。

全部書きたいぐらいですが、この辺で!

あとは、実際にいただいたお茶の美味しかったこと!

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上の動画で説明していただいているように、確かに黄色い(笑)

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実家で飲んでたお茶も黄色かった。

そしてね、お味は・・・本当に「エキス」「薬膳?」という感じ。旨味が濃い。贅沢はお味。

2煎目になると、お茶っ葉が本当に青々とした緑色。

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そして、そしてね!!!

その場で煎っていただいた「本物のほうじ茶」が、これまた最高だったこと。

「この急須は火にかけられるんですよー」と。

その名も「焙煎急須」

※ほうじ茶の香ばしさが大好きな私…。

「売っているほうじ茶は焦げてますからねー」と(笑)。

そうか!家で炒ればいいんだ!と今更ながら気づく(汗)。

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そして、きになる商品が他にもたくさん!

「まめきゅうす」は、本当に小さいの!5センチぐらい!

詳しくは藤総さんのネットショップへどうぞ>>

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そして!

今日いただいたお茶はこちらー!

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そしてー、気になる。気になる…。

「お話。すごく楽しかったです!」とお伝えすると

「本当は、これから作ろうと思っているもののこと話したかった」

えーーーー!!!聞きたかったー!聞きに行こう!絶対!

気になる言葉が・・・

「僕が会社に入った時は、年齢が高い人ばっかりだったけれど、今は、全員私より若いメンバーになってるんですよね」ってこと。

 




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