親に心配をかける?親を安心させる?
先日、緊急入院した父。
腎臓にばい菌が入ったらしく、高熱と片足がパンパンに腫れていて、治療のための2週間の入院でした。
お見舞いに行くと、
「頭がおかしくなったわー。病院内に雪が積もっているように見えるし、寝とったらカーテンの上から人が覗いとるし、ベッドの両脇に人が寝とるしなー」。
と、父(汗)。
幻覚?が見えたらしい。人間は不思議です。きっと、閉じ込められているのがそれほど嫌だったのでしょう。
動けないくせに、点滴をとれだの、帰るだのわがままを言ったため、ベッドの柵は外せないようにされ、起き上がったら音が鳴る?監視体制に?(汗
「もう、帰ろうと思ってなー」
って、あなた・・・歩けないんだから、帰れないでしょう(汗
そんな父も、めでたく退院し1週間。
実家に様子を見に行くと、趣味の山野草の手入れに精を出していました。
やっと、車に乗って自分で出かけられるようになったようで、ストレスから解消されたのでしょう。
「やっぱり、歩かなあかんなー」と言い出しいました。
もう何年も前から言ってることです(汗
生き物のお世話が好きな父により、庭にはいろんな植物が満載の庭。
メダカもたくさん飼っています。
その一つの鉢を見ると、なんだかかわいらしいおもちゃが。
遊び心なのか?
入院中も、看護婦さんに
「熱も引いて足もだいぶ治ってきたけど、こっちはあかんわー」と頭を指さす。
思わず
『そっちは、病気とは関係ないし』
と突っ込む私。
ユニークさが復活して、何よりです(笑)。
このおもちゃもどこで入手したのか?また、この置き方がなんとも可愛くて写真を。
今年81歳になる父。
足の腫れはまだ残っていて、痛いようですが、ちょっとずつ普段の生活に戻っているようで一安心。
そんな中、母はいつも通り畑に卓球にとアクティブな毎日。
入院中の父が、靴を履こうとしているので、
『手伝う?自分で履く?』
と聞いたら
「ばあちゃんが、自分でやらなあかんって。ペットボトルの蓋も開けてくれやんでなー(笑)」
と、言いながら、自分で靴を履いていました。
さすが、母は強し!
そういえば、私も子どもが2歳と4歳のころ39度の高熱でうなっていて、食事はなんとか食べさせたけど、お風呂が入れられずヘルプコール。
やってきた母は、「じゃ!明日の遠足、頑張って!」とお風呂だけ入れて帰りました。
そう、翌日は息子の幼稚園の親子遠足。その後、私はスポーツ飲料を何本も飲み、強制的に熱を排出し、朝には平熱。お弁当を作り、雨の中、娘を抱いて親子遠足をクリア。
きっと、「できる」と分かっているのでしょう(笑。
二人、いいコンビです。
両親ともども、できるだけ長生きしてほしいな~と思う、今日この頃。
長生きしてもらうために、安心しないように、いつまでも心配をかける娘でいることも親孝行かと(汗。
ずーっと、そんな感じだったので、急に安心させると逆効果かと思うのは、私の思い違いでしょうか?
※今回の大雨は甚大な被害が出ています。
四日市はあまり降らず、近くのニュースの映像に、過去の震災の衝撃がよみがえる感じでした。
被害にあわれた方やそのご家族の方々のことを考えると、何もできなくなりそうなので、切り替えて…。
私たちにできるのは備えること。日々の生活を一生懸命生きることだと。