うちの苔(会社)は「気持ちよさそう」見えるだろうか?
「生命は土から生まれた」という話を聞いたことがある。
その話に妙に納得した記憶がある。
私は、ふかふかで気持ちよさそうな「苔」が好きだ。異常に。
いつからだろう、疲れている時ほど直接触りたくなる。
自宅の駐車場の隙間に生える「苔」は、取っても取っても現れ、成長する。
それだけではなく、この「苔」は様々な生き物の成長の土台になっている。
たまたま、ここに落ちた種が芽を出し、成長していく。
「苔」が現れ成長することで、風で運ばれた葉っぱがそこに溜まっていく。
「苔」がければ、葉っぱは溜まらないので、綺麗に保つためには苔は排除すべきかもしれない。
でも、もったいなくて、毎回すべてを取ることができない。
「苔」に雑草が生えているのか?と観察してみると、20センチや30センチになる背の高い雑草は「苔」ではなく、ブロックの隙間の「土」に根を張って成長している。
逆に「苔」が生えている隙間には大きな雑草は生えず、苔の上には小さな小さな芽が並んでいた。
会社も「苔」のようなものかもしれない。
たまたま生まれた「苔(会社)」に、種(人)が落ち、そこで成長できる植物だけが成長する。
「雑草」という言葉は私たちが勝手にそう呼んでいるだけ。
葉っぱも、枯葉となっても使命はある。
うちの会社は、気持ちよさそうな「苔」となっているだろうか?
ふっくらしたカタチで、小さな植物が密集する生命力にあふれた苔のように、魅力的に見えているだろうか?
そんなことを考えながら、草抜きをする時間が、何よりも好きだ。
土の匂いに満たされ、生命力を充電しているようだ。
ふと目をやった「苔」の近くにハート型の発見。
思わぬHAPPYに癒された日曜日の朝。