窓の雨戸は要らない?つけた方がいい?
写真は昔の木の雨戸だが、、、最近のお家には雨戸がついていないお家もみかけますね。
建築雑誌を見ていて、興味深い記事を発見しました。
それは竜巻の被害状況を検証している記事。
被害を受けた建物の多くが、基礎や土台を残して上屋が飛ばされています。
でも、その中で残っている建物がある。
それは・・・
雨戸が閉まっているお家。
よく見ると、雨戸には物がぶつかった後がある。
飛んでくる物で窓ガラスが割れ、家の中に竜巻の風が吹き込む。
それで、上屋が飛ばされるんですね。
だから、家の中に、風さえ入れなければ・・・。
屋根だけで済むかもしれない・・・。
そんな印象の記事です。
その記事の最後にはこんな風にまとめられています。
※ここから抜粋
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被害の特徴は過去の竜巻と変わらないが、飛散物対策の必要性を改めて強くした。
基本は外装材と構造材を緊結して、雨戸やシャッターで開口部を守ること。
台風対策と変わらないので特別と考えず講じてほしい。
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※ここまで抜粋
私が働き出した頃、バブル崩壊後、ローコスト住宅が出始めた頃。
雨戸が”オプション”になりました。
なんと、あるところは”網戸”までオプションでした。
小学生の頃、台風の夜、寝ていた部屋の出窓には雨戸が無く、
そこに瓦が飛んで来て、ガラスが割れました。
幸い、瓦や割れたガラスは床に落ちただけですみました。
※一緒の部屋で寝ていた弟はそん中でも寝続けていましたが・・・(汗)。
その時に、ふきこんできた風雨はすごく強く。
ガラス1枚で守られているんだと…。
そんな経験があるので、家づくりをされる方には
雨戸はつけたほうがいいですよ~とお勧めしてきたのです。
小さい窓で雨戸が付かない窓は、格子などをつけるようお勧めしています。
もちろん、これは防犯上も役立ちますね。
最近の会社さんの「標準仕様」はどうなっているのでしょうね?
雨戸は標準でしょうかね?
そう考えると・・・
その会社が出している「標準仕様」っていうのは、
その会社の住まい・暮らしに対する考え方が表れていますよね!
安い方がいいので、それを省いて「標準仕様の単価」を
落としているところがあるとすれば、
何が「標準仕様」に含まれているか?を見ながらの比較が大切になりますね!
お家を建てられるときは、是非
「標準仕様を教えてください!」って言ってみてくださいね~♪