私が考える「いい工務店」とは? | Chica's BLOG〜感性こそブランド

私が考える「いい工務店」とは?

1月 30 2015, 0 Comments

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このあたりで、
ちょっと真剣に考えをまとめてみようと思います。

ハウスメーカーより工務店を勧める理由は?

ハウスメーカーを否定しているわけではありません。
そうして、工務店と比較できるものだとも思っていません。
二つは全然別物だからです。
「ビジネスモデル」が違いますので、「収益構造」が違います。
当然、「組織体制」も違いますので、「メリット・デメリット」も違います。
でも、できたら工務店で家づくりをしてほしいな~と感じています。

それはなぜか?
職人を大切にしている会社で、家を建ててほしいと思っているからです。

職人が関わる家づくりをしてほしい理由は?

なぜだろう?と考えてみました。
私自身が職人の娘であるからなのか?と問い詰めていくと、それだけではなく、
職人が持っている二つの資質に行きつきました。

1)自分の仕事への誇り
2)施主の期待に応える心意気
です。
それは日本にしかない技術であり、遺すべき技術です。
誇りとして語られる仕事、
心意気が感じられる関係で作られた住まいでココロ豊かな暮らしを体感してほしいと。
「その空間に住まう人」こそ、日本の住文化を引き継いでいく「人という財産」であると。

職人の弱点を埋める存在としての工務店

ただね、「職人」には弱点もあります。
昔から「職人気質」「職人肌」という言葉にいい表されるように、
頑固だったり、拘るところはとことん掘り下げるけれど、
世の中の流れや国の制度等に疎いところがあります。
そこを上手くフォローしてくれる存在が必要です。
それが「工務店」と言われる会社組織だと感じています。

※設計事務所との家づくりについては、また別途書きますね!

一言に「工務店」と言っても、いろいろあります。

ハウスメーカーとの違いを明確に答えろ!というと難しいところがありますね。
昔は〇〇建築だったところが、「〇〇ハウス」という名前を出したり、
フランチャイズに加盟して「ハウスメーカー」のように見えているところも多くあります。
ここでは2つに分けてみます。

1)自社内に大工を抱えている工務店
※大工さんが社員、その他の職人さんは外注。
※設計士が社内にいるところと、外注のところ。
2)社外の大工に発注している工務店
※営業さんと監督さんが社員、その他は外注。
※設計士が社内にいるところと、外注のところ。
このお話をすると…
驚かれる方がいらっしゃいます。
「え?大工さんや職人さんは社員さんじゃないの?」って。
そうなんですよ~ってお話します。
ハウスメーカーは、2)の工務店に「本部機能」追加された感じで、その中に「研究開発部」「設計部」「広報部」などがあるだけで、現場はすべて「外注」と言われる地元の職人さんが担当しています。

私の考える『いい工務店』とは?

お薦めできる・・・という観点だけではなく、私が依頼するとしたらという観点でリストアップしてみます。
プロとして当然の技術や知識習得の努力、現場の綺麗さや、打合せ時の「言った言わない」がどうのこうの…というのは、当たり前として省きます!
※コストの面は、別途別の日に書きますね!コストは重要ですが、そこを最重要課題にしてしまうと、失敗することがありますので!

1)自社に不利益なアドバイスができる良心・勇気がある。
2)自分では思いつかなかった「さすがプロだ!」という提案をしてくれる。
3)「本音」で関わてくれている、一生お付き合いできそうだと感じる。
4)職人さんや従業員の育成に力を入れている。
5)「家族人」として、「地域人」としての顔をきちんと持っている。

今日のところはこれくらいでしょうか。
5つあげましたが…、最大のポイントは1)だと思っています。
これをできるところは少ないから。
だからこそ、これができたら本物のプロだと!
※この5つは設計事務所でも同じです!
「いい工務店」というよりも、「いい家づくりのプロ」ってことですね。

具体的に言うと…

自社に不利なアドバイスができる良心・勇気とは?

「あなたは、今、まだ建てないほうがいい」

「もう少し、コストを抑えて、小さいお家にしたらどうだろう?」

「うちより、〇〇〇社へ行ってみたらどうだろう?」

そんな風に言える工務店が「いい工務店」だと思っています。

工務店も「会社」です。会社を維持しようと思ったら、仕事を取らないといけない。
利益を出そうと思ったら、少しでも高い工事契約が欲しい。

でもね、人間だから、打ち合わせをしていると感じるはずなんです。

「この人は住宅ローンを返していけないだろう(苦労するだろう)な~」
「まだ、家づくりに対して、きちんと考えがまとまっていないな~」
「結婚してから(子供ができてから)建てた方がいいと思うけどな~」
「自分だったらリフォームで済ませるけれど、建て替えを希望してるから嬉しいけどな~」
「ご夫婦、仲良くなさそうだけど大丈夫かな~」
「お家のテイストとして、うちより〇〇〇のほうが、合っている気がするけど…」

そんな誘惑に負けず、「親身」になって、「本音」で、施主へプロとしてアドバイスができる。
もちろん、理想だとわかっていますが、それを心掛けている会社と出会っていきたいな~って思っています。

じゃないとね、「家づくりで後悔する人を減らす」という目的は達成できないから。

私が、私の立場で、今の取り組みをしている意味がなくなるから。

プロしか見えない、第三者にしか言えないところが、絶対あると思うから。







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