家事をしない男性が、住まいの間取りを作っているっておかしくないですか?
15年前ぐらいでしょうか。
ある男性の設計士さんが言いました。
「僕は家事をするんだよ
家事をしないと、分からないからね」
そこでハッと気づきました。
確かに!!!!
家事をしない人が、間取りを作る・・・これってどうでしょう?
いや、質問を変えます。
家事をする人、家族との生活を大切にしている人に間取りを作ってもらうのと、
家族を持たず、独身貴族的な生活をしている人、どちらに設計を頼みたいですか?
きっと、人それぞれ違うと思うのですが、私は絶対「家事をしている」人に頼みたい。
なぜか?
家事の何が大変で、何が面倒で、何に時間がかかって・・など、
自分のことを分かってくれるから。
最近は女性の建築士がどんどん増えてきましたが、
まだまだ男性の建築士の方が多いし、営業マンもそう。
ここで、ちょっと話はずれますが、
「営業マン」は「設計士」ではないと思っています。
建築士の資格を持っていてもね。
逆に、資格を持っていなくても、設計力のある人は居ます。
何を信じたらいいのか?
◎「家事をしますか?」
◎「あなたは何のプロを目指していますか?」
そう聞いてみてください。
その返事次第ではないでしょうか。
私自身、一級建築士という資格は持っていますが、
設計のプロではない。
ただ、建築業界の経験や知識があるので、
「この人は設計力がある」ということは分かるんです!
図面を見ても分かります。
これを考えた人は、設計力があるかないか?って。
タイトルにはあえて、「家事をしない男性」と書きましたが、
今の時代「家事をしない女性」も居ますので、性別には関係ないですね(笑)。
男性でも家事をこなしている建築士さんって、実は多かったりします。
歴史を見ると、「建築」は昔は「男性」の仕事でした。
今の建築様式と近くなって来た時代にしても、
城郭建築、神社仏閣、武家屋敷等々・・・男の世界だった。
その頃の「住まい」はみんな同じような家に住んでいましたね。
暮らしが多様化し、家族によって生活が全く変わって来た。
きっとね!この「住まいの設計」という分野では、
女性がもっともっと活躍?すべきなんだと思います。
家事をこなし、育児をしつつ、親の介護も。。。など、
様々な経験をした人が貴重な存在だと。
もちろん、経験したからOKではなく、求められるスキルを併せ持つプロが!
設計をしてくれる担当者に聞いてみましょう。
◎「家事をしますか?」
◎「あなたは何のプロを目指していますか?」
◆最後に・・・
個人的なスキルの差はどうしても出てきます。
設計力のある、自分の価値観を理解し、
プロとして最高の提案をしてくれる人との出会いがありますように!
目の前の担当者が、それに当たる人ではないと思ったときは、
是非、断るか、担当を変えてくださいと伝えましょう。
一生、住むお家ですもん。