あなたの・お子さんの「欲」や「我」が社会を「良く」するとしたら? | Chica's BLOG〜感性こそブランド

あなたの・お子さんの「欲」や「我」が社会を「良く」するとしたら?

1月 9 2017, 0 Comments

いつ頃からでしょう。

「本当に我が強い子やな〜」と言われるようになりました。

その言い方から、子どもながらに「あまり良くないこと」だと気付きました。

子どもにとって「我」というのが、何なのか?がわかりませんでしたが、なんとなく「ワガママ」のような、「自分の意思を曲げないこと」「自分の意思を通そうとすること」だと理解していました。

でも、正直、なぜダメなのか?は、誰も説明してくれませんし、私自身も聞くことをしませんでした。

今思うと、聞けばよかったんだと思います。

しかし、大人になるにつれ

そんな風に「我慢」をしていられなくなりました。

いてもたってもいられない。

言わずにいられない。

少しずつ「自分の意見」「自分の思い」として、伝えるようになりました。

それでも、やはり言われます。

「我が強いなー」って。

もう、その頃には開き直っています。

「だって、しょうがないじゃん!これが私なんだから」

その後、

ブランディングのコンサルをするようになり、その人にしかないもの・・それは何か?何を軸にするか?といろいろ悩んだ挙句、行き着いたのが「感性」でした。

「感性ブランディング」と名付け、コンサルティングをスタートしていました。

そして、

「感性」を突き詰めて行く中で、出会ったのが芳村思風の「感性論哲学」。

その出会いは衝撃的でした。

なぜか?

実は、その頃、感性ブランディングをする中で、その人を知るために「欲求」を言葉にするという作業をしていたのです。

芳村思風先生の口から語られた言葉が、今まで自分の中で突き詰めてきたことが繋がった瞬間でした。

感性とは人間の本質。
 感性の本質は、求感性(ぐかんせい)。感受性ではない。
常に真実なるものを求め感じる力、本物を求め感じる力。感動を求め感じる力。
求めなければ入ってきません。受身ではないのです。
求感性とは、自分が生きるために必要な情報を積極的に
求めて感じ取ろうとする力です。
命から湧いてくる欲望・欲求・興味・関心・好奇心のことです。」

「感性」と「欲求」が繋がった瞬間でした。

そして、どこか毛嫌いしていた「理性」の使い方のコツを身につけました。

下のカレンダーのこのページがずっと、我が家の洗面所にかけてあります。

yoku

ブランドコンサルティングをお受けすると、
まず、「あなたの欲求は何ですか?」とお伺いします。

本質的な答えに行き着くには、何度かヒアリングをさせていただくのが通例です。

が、それが「行き着いたかどうか?」は自然とわかります。

それは「クライアントの表情」です。

なんとも言えない、「本当の自分と繋がった」という表情です。

その表情を見たくて、この仕事をしているのかもしれません。

そして、最近、ブランディングの一環で、事業計画も一緒に考えさせていただくことが増えてきました。

まさしく、上のカレンダーに書かれたことです。

クライアントの「欲」を、「理性」を使って、社会を「良く」する事業プランを立てる。

そうして、それが計画通りに進んで行くのを、間近で見せていただける。

もちろん、クライアント自身の「欲」が満たされていきますので、どんどん上昇スパイラルができていく感じです。

「欲」や「我」というもの、それが強いお子さんがいたら、ぜひ、それを大切にしてあげてください。

それがその「子」の本質です。

あとは、大人になる過程で、失敗しながらも「理性」を「手段」に使い、その子らしい人生が歩めるはずです。

そんな風に育てた我が家の子どもたち。

まだまだ先は長いです。

失敗もすると思います。

でも、楽しみに見守って行こうと思います。

そして、私自身も両親にそんな風に育ててもらって、
クライアント様にも、まさにそんな風に育てていただいたんだと実感しています。

感謝。




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